仕事のやりがい、家族やプライベートの優先順位、健康、収入の安定性、そうした要素を再評価しながら、転職を検討する方、転職エージェントを調べる方も少なくありません。
しかし、50代からの転職は、これまでのキャリアを土台に新たな挑戦をする「ネクストステージ」への移行であり、自分の可能性を広げる「アナザーキャリア」の扉を開く機会でもあります。
本コラムでは、50歳からの転職における前向きな視点と成功へのポイントについて解説します。
「ネクストステージ」を見据えたキャリアチェンジ
1.ネクストステージで経験を活かす
・マネジメントやリーダーシップ
・専門分野での深い知識
2.アナザーキャリアとして異業種へのチャレンジ
・業種を超えた共通スキルの活用
・業界知識を組み合わせた新しい価値創出
「アナザーキャリア」の可能性を広げる
1.アナザーキャリアとして働き方の多様化
・副業・兼業
・地域密着型の仕事や地方移住
2.ネクストステージとして社会貢献型のキャリア
3.定年後を見据えた準備
ネクストステージとしての成功のために必要なステップ
1.自己分析の徹底
2.市場のトレンドを理解
エンジニアでも業界によって求められるスキルが異なったり、今までやったことない業界でもチャレンジできる可能性もあります。
3.学び直しの姿勢
4.人脈の活用
SNSを活用して、ネットワークを広げるのも良いでしょう。
5.ポジティブな姿勢
6.情報収集
転職を行うにあたって幅広い情報を得る事はとても重要です。様々なコミュニティやセミナーを利用してネットワークの構築や自身の強みの再認識(棚卸し)を行いましょう。
就労支援事業やエージェントを活用して情報を収集するのも良いでしょう。
企業とのマッチングやスキルの向上のための短期集中講座をミドルシニアProではご用意しております。
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「新しい自分」と出会うネクストステージの50代の転職
50代での転職は、必ずしも簡単ではありませんが、自分の価値を信じて行動を起こせば、豊かで充実したキャリアを築くことができます。「ネクストステージ」に向けて一歩を踏み出し、「これからのアナザーキャリア」に期待を持ちながら、人生の新たなステージを切り拓きましょう。
1961年 東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業後、日産自動車に入社、長年人事畑を歩み続ける。2006年社命により日産自動車を退職し、全員が人事のプロ集団という関連会社に転籍。人材派遣部長、出向担当部長、管理部長(人事・総務・経理管轄)に就任。このポストで中高年キャリアへの造詣を深める。
独立後もインディペンデントコントラクターとして民間企業内人事部に席を置き、日々発生する人事課題に対応する現役の人事マンの顔を持つ。
2014年6月国立大学法人 電気通信大学特任講師に就任(キャリアデザイン、キャリア教育基礎を担当) 著書多数